山妣
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[本の紹介](「BOOK」データベースより)
明治末期、文明開化の波も遠い越後の山里。 小正月と山神への奉納芝居の準備で活気づく村に、芝居指南のため、東京から旅芸人が招かれる。 不毛の肉体を持て余す美貌の役者・涼之助と、雪に閉ざされた村の暮らしに倦いている地主の家の嫁・てる。 二人の密通が序曲となり、悲劇の幕が開いた― 人間の業が生みだす壮絶な運命を未曾有の濃密さで描き、伝奇小説の枠を破った直木賞受賞作。 | ||||||||||
[評価]:★★★
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