夢十夜
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[本の紹介](「BOOK」データベースより)
「私の墓の傍で待っていてください」…女は死に際にこう言い残し、そして百年、男は待ち続けた―。恐ろしくも幻想的な10編の“夢”の物語。「第一夜」から「第十夜」までの夢が幻想的で詩的に構成される。十編のうち四編は「こんな夢を見た」と、目覚めた視点から夢の記憶を語り始める。時代という外界に向きあってきた漱石が「夢」というかたちを借りて、自己の深みにある罪悪感や不安に現実感を与えた小説であり、荒正人は第三夜の夢を父親殺しと解釈した。 | ||||||||||
[評価]:★
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