ガラパゴス

書名ガラパゴス
作者相場英雄
出版社小学館
発売日2016/1/31
単行本上巻 270ページ 下巻 334ページ
[本の紹介](「BOOK」データベースより)

警視庁捜査一課継続捜査担当の田川信一は、メモ魔の窓際刑事。同期の木幡祐治に依頼され、身元不明相談室に所蔵されている死者のリストに目を通すうち、自殺とされたナンバー903の男が他殺だったことを看破する。二年前に死体が発見された都内竹の塚団地を訪れた田川と木幡は、室内の浴槽と受け皿のわずかな隙間から『新城も』『780816』と書かれたメモを発見。903の男は、沖縄県宮古島出身の派遣労働者・仲野定文と判明した。仲野は福岡の高専を優秀な成績で卒業しながら派遣労働者となり、日本中を転々としていた…。ハイブリッドカーは、本当にエコカーなのか?日本の家電メーカーは、なぜ凋落したのか?警察小説史上、最も過酷で哀しい殺人動機。ガラパゴス化した日本社会の矛盾を暴露する、危険極まりないミステリー。

[評価]:★★★

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