彼岸過迄

書名彼岸過迄
作者夏目漱石
出版社新潮社
発売日1952/1
文庫392ページ
[本の紹介](「BOOK」データベースより)

いくつかの短篇を連ねることで一篇の長篇を構成するという漱石年来の方法を具体化した作。その中心をなすのは須永と千代子の物語だが,ライヴァルの高木に対する須永の嫉妬を漱石は比類ない深さにまで掘り下げることに成功している。この激しい情念こそは漱石文学にとっての新しい課題であった。

[評価]:★★★

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