チャイルド44
|
||||||||||
[本の紹介](「BOOK」データベースより)
スターリン体制下のソ連。 国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。 だが、この機に乗じた狡猾な副官の計略にはまり、妻ともども片田舎の民警へと追放される。 そこで発見された惨殺体の状況は、かつて彼が事故と遺族を説得した少年の遺体に酷似していた……。 少年少女が際限なく殺されてゆく。 どの遺体にも共通の“しるし”を残して――。 知的障害者、窃盗犯、レイプ犯と、国家から不要と断じられた者たちがそれぞれの容疑者として捕縛され、いとも簡単に処刑される。 国家の威信とは? 組織の規律とは? 個人の尊厳とは? そして家族の絆とは? 葛藤を封じ込め、愛する者たちのすべてを危険にさらしながら、レオは真犯人に肉迫してゆく。 | ||||||||||
[評価]:★★★
|
takeshi3017の書庫の更新情報