完全恋愛
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[本の紹介](「BOOK」データベースより)
他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ。 では、他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか? 会津の山奥にある刀掛温泉に住む伯父の元に疎開した本庄究は,離れに疎開中の有名画家・小仏画伯の娘,朋音と知り合い恋心を抱く。 終戦になり村にやってきた進駐軍将校が殺される事件が起きる。 究は容疑がかかった朋音をかばい,ある夜忍んできた女性と生涯一度きりの契りを結ぶ。 究は小仏画伯の弟子となり,徐々に画壇で頭角を現していく。 一方資産家と結婚した朋音は一人娘の火菜を産むが昭和三十七年に死亡してしまう。 究は悲嘆に暮れるが,自分の娘であると確信している火菜の成長を心の支えにしていた。 だが昭和四十三年,究の目の前で悲劇が起こる。 | ||||||||||
[評価]:★★
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