人間の剣
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[本の紹介](「BOOK」データベースより)
ほつれた柄の組紐、錆びた鍔、剥げた鞘、しかし刀身は不気味なまでに冴えわたる―。この一振りの無銘剣は、携えた者に強烈な自信と気力を与え、刀身一閃、必ずや血煙が舞う。幕末、大老井伊直弼が斃れた桜田門では「臆病者」と侮られた小河原秀之丞の手にあり、奮迅の活躍を…。続く坂下門外の変では、単身江戸城から斬り込んだ小姓名取克之助の血刀となる。さらに妖剣は、勤皇佐幕の血風吹き荒ぶ京の都は新選組の隊士に渡り…。人から人へと流転の無銘剣は、それを手にする者に数奇の運命を与え続ける。動乱の幕末を舞台に、歴史小説に新境地を拓いた森村誠一、渾身の力作。 | ||||||||||
[評価]:★
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