火の粉

書名火の粉
作者雫井脩介
出版社幻冬舎
発売日2003/1
単行本329ページ
[本の紹介](「BOOK」データベースより)

元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。 愛嬌ある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い…武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴んでいく。 しかし、時間がたつに連れて武内は違う顔も見せ始めるようになる。 その、ごく僅かな変化に気づいたのは、梶間勲の息子の嫁だけだった。 深まる武内との関係と、それに伴って次々と起こる不可解な事件。 『自分は、殺人鬼を解き放ってしまったのか・・・?』。 勲がそう思ったとき、事態は思わぬ方向へと走り始めていた・・・。 手に汗握る犯罪小説の最高傑作。

[評価]:★★★

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