果つる底なき
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[本の紹介](「BOOK」データベースより)
「なあ、伊木、これは貸しだからな」と、謎の言葉を残して債権回収担当の銀行員・坂本は死んだ。 死因はアシナガバチによるアナフィラキシーショックだった。 翌日、坂本が顧客の口座から金を引き出し、自分の口座に送金していたことが発覚する。 伊木は、坂本の無実を信じ、坂本が生前何をしようとしていたのか調べ始める。 その過程で、自分が融資を担当した「東京シリコン」の倒産の真の原因を突き止め、坂本が言っていた「貸し」の意味を理解し、痛恨の思いに駆られる。 しかし、坂本の死には更に深い闇が隠されていた。 伊木の行動を邪魔する者が現れ、更なる死人・怪我人が出始める。 第44回江戸川乱歩賞受賞作。 | ||||||||||
[評価]:★★
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